意外と知らない？車検の基礎知識

車検というのは「自動車検査登録制度」を略した言葉で、安全・環境面について国が定める基準に適しているかを確認する自動車検査のことを“継続検査”といいます。あくまで保安基準に達しているかを確認する検査ですから、安全性などを保証するものではありません。

一方、日常点検の際に「調整の必要がある」と判断した時に行うのが整備です。整備は、車が安全・快適に走れるように部品交換やオイル交換といったことを行うのです。

ドライバーは事故を起こさないということはもちろん、公害をもたらさない状態を維持しなければなりません。これは、ドライバーとして当然の心構えです。

事故を起こさない・公害をもたらさないためには、定期的な点検や整備が必要となります。自分でしっかりと保守管理が行えていれば問題ありませんが、自動車に対するドライバーの考え方は一人ひとり異なります。

そこで保安基準を設け、きちんと適合しているかを確認するというのが「車検」なのです。ドライバーの安全、環境保全のために、車検は重要なものなのです。

車検切れの車は、公道を走らせられません。車検を通すにも、レッカー移動しなければならないなど、手間や費用が掛かってしまうのです。車検の有効期限が切れているにも関わらず公道を走らせた場合、道路運送車両法違反となります。6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金・30日間の免許停止・違反点数（前歴無しの場合6点）が課せられてしまいます。

新車で購入した場合は、登録日から3年目に1回目の車検に出し、新車以外は2年間隔で車検に出すことが義務付けられています。一般的には満了日に合わせて行いますが、その前に出しても問題ありません。ただ、満了日の1ヶ月以上前に出した場合、その日から2年が有効期限となってしまうので、注意しなければなりません。

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